音や色や予定や、隙さえあらば、何かをしなくてはいられない性分なのか。
空白を味わっているかのようだ。
隙間を愛でているようだ。
最近暇を持て余している。
家で1人で吹くロングトーンだけで耳が満足する。
一体今まで何を詰めていたんだろうか。
能動的に詰めなくとも、ここにはいろんなものが満ち満ちている。
そこで一体何をしようか。
する必要があるのか。
しなくてはいけないのだろうか。
なさねばならぬことなどないはずなんだ。
純粋にやりたいこととはなんだろう。
純粋にというのはなんだろう。
恐らく、後者に対して高みをみているのかもしれない。
充分に幸せで、それに満足して何が悪いのか。
悪いという表現がニュアンスが違うかもしれないが、何もしないことに対して何か恐れや危機感があるのはどうしてなんだろう。
またこの疑問をぐるぐるしているな。
それでも、日常は流れて行く。
予定があまりないことに嬉しくも思う。
だって、したいことだけすればいいのだから。
日常の幸せに感謝しています。
自由な空白が多いことに感謝しています。
もったいないとか貧乏くさいこと言わずに、空白を堪能したらいい。
空白は空白であればいい。
やりたければ好きなことをしたらいい。
とてもシンプルなことなんだと、自分をなだめてみる。
大丈夫だよ。
空白はきっと幸せなんだ。