2014年8月26日火曜日

実験三回目終了

先日行ったexperiment vol.3ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
人それぞれの感想を聞くのはとても面白いし、素直に良かったと言っていただけるのは嬉しいことであります。意見も貴重なご意見として、今後の実験に活かしてまいります。
というか、私は聞き手として傍観者になれないので、本当貴重だと思ってます。
本当にありがとうございました。


さて、一部はできる限りの暗闇の中で行いました。
やっている側としては、とても音に集中でき、明るさが演奏に作用する何かを感じました。
かつ、やはり音楽家としては、純粋に音を聞いてほしいという気持ちもあるわけで、その意図としては、暗闇がベストなんだと思います。
そして、暗闇が作用する空間には、空間の広がりがあると考えています。
そんなベストな空間なのですが、少々音を埋めすぎました。。
修行が足りませんね。
静寂に、そして空間にもっと身を委ねるようなことをしたいです。
次回は、もっと静寂をつくり、field recordingの音をいかして、もっとじっくり焦らしていきたいと思います(笑)
なので、次回もう一度暗闇へ挑戦します。
ちなみに、嬉しいことを言って下さった方は、その意図をくみ取っていただき、私の音としての標本を感じていただけたようで嬉しい限りです。
音の物理的な高低差や私が移動することによる音の動きが自然であったというコメントをいただき、大変光栄に思いました。

そして、2部です。
あなたを見にきたんだから暗くて見えないと言われたので、少し明るい中でやってみました。
特に何も決めていなかったのでそれでいいと思いました。
(そういうのも即興的⁈)
明るいと聴衆の動きが見えたせいか、少しリズミカルに、またメロディアスな演奏となりました。
また、私が選んだfield recording音も少し挑戦的に普段使わない神輿の音などを使ってみました。
また、明るさによって、動きが見えることによる肉体と空間の繋がりも感じました。
結果、一部との対比を作ることができたことには満足しています。
2部だけを切り取るとつまらないと思いますが、一部との対比があるから成り立つんだと思います。

やり終えてみて、もっと空間に挑戦したい。
今はただそれだけ。
これからもいろんな手法を実験して、空間との対話に挑んでいきます。
次回もよろしくお願いします。

三ツ井嘉子

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